2019年02月



 金峰山山系 里山フォーラム開催!

NPO法人コロボックル・プロジェクト主催の里山フォーラムが、平成31年2月24日(日)熊本市中央区大江のあいぽーとで開催されました。
NPO法人コロボックル・プロジェクトは、自然環境の調査・研究や子どもの自然体験活動の推進、森づくり活動などの事業を行い、調和のとれた自然環境の保全、地域の活性化に寄与することを目的として平成16年に設立された団体で、長年の活動が認められ「平成30年度くまもと里モン賞農山漁村貢献部門」を受賞されました。
今回の金峰山系里山フォーラムには、生物多様性に関わる様々な団体・個人が出席して、活動報告を聴いたり、意見交換をしたりしました。
まず、「くまもとスローワークスクール」入江代表の話の中で印象的だったのは、「自然体験活動の中では、子どもが名前を呼ばれることで自己承認され、役割を自ら見つけ自ら動くようになる」というお話でした。
次に立田山自然体験隊 益田事務局長の話
この団体は自然観察指導員を中心に組織され、立田山(雑草の森など)を中心に、毎月自然探検会を行っていて、設立から31年目になる歴史のある団体。自然体験会の参加者は未就学児から小学校低学年の親子が多く、幼い頃からの自然体験の重要さを訴えられていた。
そして、NPO法人いろね 稗島代表のお話は、「いろね」とは、「育てる」という意味。「山の元自然学校」の林田さんに師事し、農作業、山仕事を学ぶ。独自で「NPO法人いろね」を立ち上げ、田んぼの学校や竹林整備事業を行っている。という話と、自分が何故NPO活動に興味を持ったのか、それは1冊の本「グッドニュース」(デイビットスズキ著)との出会いだったとの話でした。

意見交換では、長年にわたる各団体の取り組みに参加者一同感心したとの意見が多く、
まとめでは、自然観察くまもとつる会長から生物多様性を軸にした活動の意義についてと各団体のこれからの活動へのエールがありました。
NPO法人コロボックル・プロジェクトの甲斐原理事長は、「これからも小カルデラの金峰山山系で、生物多様性保全の取組を多様な方々との協働で進めていきたい」と力強く語っておられました。

里モンプロジェクト顕彰表彰状
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参加者の様子
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NPO法人コロボックル・プロジェクト 甲斐原理事長挨拶
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くまもとスローワーク・スクール 入江代表
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立田山自然探検隊 益田事務局長
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NPO法人いろね 稗島代表
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 龍田プレーパーク訪問!

龍田プレーパークは、平成15年、小中学校週休5日制をきっかけに、土曜日の「子どもの居場所づくり」の目的のもと、地域住民の方が中心となって開設されました。
当時、龍田まちづくり協議会プレーパーク委員長として、プレーパーク開設に尽力された新道さんにお話を伺うことが出来ました。「最初は竹が茂って、1m先も見えない程の竹林だった。地域の方と子ども達と協力して竹を切り拓き、少しずつ設備も整備して今のようなプレーパークとなりました。」と、当時の苦労話も交えて話してくれました。
プレーパークに伺うと、龍田小学校、龍田中学校に隣接する場所に、ログハウスを始め、ターザンロープやブランコ、炭焼き窯、パン焼き窯まであり、子ども達に最適の遊び場となっていました。
毎月開催される『森のようちえん』だけではなく、夏にはキャンプ場所として、秋には、野外ステージでの音楽会などもあり、地域住民の方だけでなく、校区外の方も多数訪れる癒しの場所となっているそうです。「竹林整備や竹の子掘りにもたくさんの人が参加され、とても賑わう行事になる。その他、焼いた炭を売って得た資金で子どもをニューヨークに派遣し、現地の桜祭りに出店して得た資金を東日本の被災地に寄付するといった取り組みや、緑の少年団活動も活発に行っています。」
 新道さんは言います「龍田プレーパークを中心に、龍田のまちが、子ども達が安心して遊べ、学び、育つまち、大人達がそれを見守るまちづくりを目指しています。」とても熱く語っていただきました。

皆さんも、是非、龍田プレーパークを訪ねて行ってください!

龍田プレーパーク入口全体像.jpg

ツリーハウス.jpg

ターザンロープ.jpg

青空教室用イスjpg

炭焼き・パン焼き窯.jpg




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