2020年03月



 2月9日森づくりボランティア活動報告・交流会開催

令和元年度森づくりボランティアネット活動報告・交流会開催

令和2年2月9日(日)に熊本城ホールにおいて、令和元年度森づくりボランティアネット活動報告・交流会を開催しました。
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開会式(川上常務挨拶)
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基調講演(及川氏)  
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質疑応答

当日は鹿児島から及川斉志さん((株)SATOEne代表取締役)を講師に迎え、「未来へつなぐ 楽しい!森とともにある暮らし」~ドイツで出会った市民がつながる暮らしの中の森づくり~のタイトルで、お話いただきました。氏のドイツ滞在時代の森林環境学や自然エネルギーにまつわる具体的な経験談から、帰国後の鹿児島での取り組みまで、幅広い分野での森とつながる暮らし方を興味深く参加者の皆さんと学びました。私もドイツの事情を知ることで、日本ならではの森や自然に対するまなざしについても、あらためてみつめるきっかけになりました。


そして、活動報告は今年度新たに登録された3団体です。
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NPO法人21世紀環境研究会 佐々木代表
はじめに山鹿市菊鹿町みんなの森を拠点に活動されているNPO法人21世紀環境研究会。
空き家対策をはじめ、移住相談、人と自然との共生的な暮らし方の普及啓発まで、継続的に取り組まれています。活動拠点となるみんなの森のドローンでの撮影動画なども交え、佐々木洋之代表から報告していただきました。

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ゆうきの森 田中副代表
二組目は 山鹿市鹿北町のゆうきの森。副代表の田中翔さんの発表です。
女性として5代目となる林家で育った野中優佳さんが代表をつとめるゆうきの森では、数年前から森の中でのおさんぽや人形劇などの楽しいイベント開催に取り組まれて、今まで森に入ったことのないような若い人や親子の皆さんが「森林への興味」を持つきっかけになっています。今後の取組みが本当に楽しみです。

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エコピアの森 飯塚氏
三組目は 株式会社ブリヂストン熊本工場のエコピアの森づくりです。発表は事業担当の飯塚久雄氏。熊本県がすすめる、市民と企業との協働での森づくり活動です。水や生きものを育む森林を、長期的な視点でとらえた森づくりに取り組まれています。参加者親子での共同作業も工夫をこらしながらの活動で、森づくりの思い出が残るような取り組みや、工場での水のリサイクルにも取り組まれています。市民と協働の森づくりがもっと多くの企業へ広がるようになってほしいと感じました。

交流会のようす
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各団体の報告後、「森とつながる暮らしについて」ひとり一人が感じていることを意見交換する交流会の時間です。3テーブルに分かれて話し合いましたが、高校生5名の参加もあり、若い人の意見や感覚とふれあえる貴重な時間となりました。

今回はじめての熊本城ホールでの開催でしたが、関係者の皆さんの協力もあり、スムーズに進行することができました。今年、初担当(幸山)として、参加者の皆さんと「森とともにある暮らし」をテーマにすごせたひととき、素直に嬉しく感じました。
今後も市民参加での森づくりに取り組む意義や成果、生きがい、仲間づくり、など多くのテーマを含む「多様な森づくり活動」をサポートしていきたいと思います。






 1月18日リーダー養成研修会「森三昧」開催

令和元年度森林ボランティアリーダー養成研修会 開催しました。
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令和2年1月18日(土)に、森林ボランティアリーダー養成研修会を21名の参加で実施しました。県北の3か所の魅力的な森林をめぐる一日。「森三昧」な日となりました。

まずは菊池市龍門ダムのそばにある、田中欣正さんのすてきなシイタケ栽培現場を訪ねました。若くして干しシイタケの品評会において連続受賞。当日は具体的な栽培方法や手順など、熱心な参加者の質問攻めにも丁寧にお答えいただきました。
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仮伏せ場
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栽培現場
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もぎたての試食
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焚火を囲んで参加者の取組み紹介

シイタケ栽培に家族で取り組まれていて、当日も母上様、奥様のお話も聞かせていただき、もぎたてのどんこの試食もあったり、焚火を囲んでしばしシイタケ談義や森づくり団体の紹介など、有意義な時間でした。夢はこだわりのシイタケのブランド化だそうです。楽しみです。



二か所目は山鹿市鹿北町の浦方観光たけのこ園へ。代表の中島純之氏に案内説明いただきました。
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代表の中島さんからのお話

地域住民が中心となって、試行錯誤しながらも、共同作業で行う楽しさを忘れずに、荒廃竹林を活用されていました。観光園以外の身の回りの手入れが届かない放棄地にも好循環がうまれたそうです。タケノコシーズン時は、多くの方でにぎわうタケノコ園。持続可能で暮らしやすい地域の元気の秘訣は、住民みんなでの作業を楽しむことだそうです。



三か所目は鹿北町の百年あや杉の育つゆうきの森へ。夢と希望の森づくりを実践されていて、本当に楽しそうでした。森の中での人形劇「ピエロック一座」の公演や森のおさんぽが話題を呼び、今まで森に入ったことのなかったような親子や若者の間で人気上昇中です。
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ゆうきの森代表の野中優佳さんと田中翔さん
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森のステージへ
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手作りのデッキ
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工房にて木製の円形ベンチ製作中

5代目となる女性林家の野中優佳さんとともに活動する田中翔さんの若い二人に案内してもらいながら、森を散策しました。そこは、百年以上の時間をかけて育つ雄大な森。その存在を目の当たりにすると、私たち人間の存在をはるかに超える森林の神秘さや不思議さに畏敬の念を感じざるを得ませんでした。夢と希望の森づくり、今後の展開が楽しみです。   森林ボランティア活動アドバイザー 幸山昌生